暑さ寒さも彼岸まで：アトランダム：SSブログ

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暑さ寒さも彼岸まで　[シーズン] [編集]

９月２３日の夕焼け

暑さ寒さも彼岸までというが、
大人たちがなにかにつけてそういうのを、
「ふん」と鼻でせせら笑う感じで聞き流してきた。
わたしは、生意気な子供だった。
そして、はすに構えた少女となり、
結果、平凡なおばさんになったのだが、
自分が大人になっても、そういう決まり文句は
使いたくないと、意味もなくそう思っていた。

実際、地球の温暖化で、
暑さ寒さも彼岸過ぎてもまだ続く
という状態になってきて、
この分では、こういう決まり文句もいずれ、
死語化していくのではないだろうか。

テレビで、日本海の玄界灘海中にクマノミなどの
熱帯業が泳いでいる（棲息している）姿が放映され、
南極のオゾンホールが過去最大級になる見通しだと
発表された。
今年の冬はどうなるんだろう。

あちこちのブログを見ると、
地方では赤トンボが飛んでいる
と写真入りで報告してあって、
そういえば、赤トンボを見なくなって、
何年になるのだろうと思った。

以前は東京のこのあたりでも、ガマ蛙のような、
やたらと大きい蛙がいて、びっくりしたが、
それが道端で車に轢かれて死んでいるのを、
何度か見かけたと思ったら、
いつのまにか、それすら全く見かけなくなった。

自転車で走っている先を、
蛇がしゅっと飛んで横切って、
ええっ、東京に蛇がいる！
と驚きととっさのブレーキで、倒れそうになったが、
あれはもう２０年くらい前になるのだｆろうか。

もう、このあたりには、蛙も蛇もトンボも
いないような気がする。
いつか、人間もいなくなるのだろう。