夏の赤ちゃんにご用心 [日常の話題]
誰にも赤ちゃん時代があったなんて、
時々忘れてしまう。
季節のなかで、思いっきりムチムチの肌を露出して、あせをかき、
ピンク色に上気している夏の赤ちゃんほど可愛らしいものはない
けれどこの季節、あせもや熱中症にはくれぐれもご用心を。
わが娘は肌が弱く、生まれたとたんにオムツかぶれとなり、
これが治らないまま、夏に突入してあせものダブルパンチ。
乳児にはあまり強い薬を出さない皮膚科に通っていたので、
なかなか治らない。
真っ赤なお尻は、見るからに痛痒そうで、かわいそうでならない。
そんなときに田舎から母が孫の顔を見に上京してきた。
「あせもならまかせなさい、これでピタリと治るから」
と旅行バッグからゴッソリ取り出してきたのは、
ぷんといい香りのする桃の葉。
庭にあった桃の木からもぎとってきたのだ。
何事も母親まかせで、くわしいことは忘れたが、
その葉を洗面器にあふれるほど入れて、
ぬるま湯をたっぷり注ぎ、
そこへ裸にした娘を入れて全身にそのぬるま湯をかける、
というようなことをした。
身体に桃の葉が張り付いて汚らしい感じで、
娘も戸惑って泣くが、母はこれでいいのだと、
1週間近く滞在した間、これを、日に何回か繰り返した。
結果、見事にあせもとお尻のただれが治ったのだ。
熱中症に関しては怖い体験をした。
娘が1歳になったかならないかのころ、
夏は延々とエアコンをかけっぱなしにしていた。
東京の猛暑では、赤ちゃんはエアコンなしでは生きていけない。
しかし、なんだかんだと忙しくて、気がつくと、
15~6時間、部屋の空気の入れ替えをしてなかった。
さすがに息苦しく感じて、家中の窓を開け放った。
風(といっても熱風だ)が吹き抜けて気持ちがいい、
このときとばかりに、掃除機をかけて部屋の掃除もすませ、
なんか、変だなと気づいた。
さっきまで、キャッキャッとはしゃいでいたはずの娘の声がしない。
はっとして探すと、部屋の隅でぐったり横になっている。
抱き上げると、全身が火がついたように熱い。
ぞっとして声にならない悲鳴を上げ、
すぐにエアコンのスイッチを強にして入れた。
とるものもとりあえず、口当たりのいい飲み物を
欲しがるだけ大量に与えた。
ぐったりして声もでなかった娘は、
飲み終わると、すっかり元通り元気になった。
あのときの恐怖はいまだに忘れられない。
大人の三分の一以下の体重しかない乳幼児は、
30分の猛暑で、危険な状態になる。
夏に屋外で、大声で泣いている赤ん坊を連れた
若い夫婦を見ると、赤ちゃんに飲み物を与えてやって、
と忠告したくなる。
話はかわって、
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桃の葉が効くんですね~。
by サチ (2008-07-17 12:02)
桃の葉っぱも良いのでしょうし(*^。^*)
もし無かったら(^_-)-☆一日に何回でも行水させると
バッチリ汗疹さんとは縁が切れます(*^^)v
by 甘党大王 (2008-07-18 21:17)
桃の葉、大人にも効くのかな。。。(^_^;)
by さちこ (2008-07-19 22:11)