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万年筆か、ボールペンか [日常の話題]

プロスキーヤーの三浦雄一郎氏が75歳7カ月で、
エベレスト登頂に成功したとニュースが流れて、
ああ、そうだ、あれはどこにあったんだっけ、
とわたしは机の引き出しを全部開けて探し物を始めた。


なにをって、万年筆。
モンブランの。
エベレストからモンブランを連想したのだ。


物や道具にこだわらない主婦のわたしだが、
かれこれ20年以上も前から、
モンブランの万年筆を愛用していたのだ。
していたと過去形である。
いつから使わなくなったのか、記憶がない。
考えたら20年くらいも前からだ。
ということは短期間しか使用していなかったってことか。


若いときにモンブランの万年筆なんか持っていたから、
かなり生意気に見られた。
周囲では、中年のおじさんしか持ってなかったし、
それも社会的地位の高い、渋いおじさんばかり。
そういえば、そのころやたらとおじさんにもてたのは、
もしかしたらモンブランのせいかもしれない。
趣味のいい、育ちのいい娘に見られたりして・・・・・・。
結婚していたけれど、独身に見られたし、
何かというと、モンブランを取り出してメモっていたから。


(いまも、この手が効果的かどうかは定かではありません、
念のため。)


システム手帳が登場したあたりから、
万年筆を使わなくなったような気がする。
細いシャーペンか、極細ボールペンでないと、
手帳に細かい記入ができない。
インクの入れ替えも面倒だ。


モンブラン独特の靴形のインクはある。
ほらね。

モンブランのインク.jpg

色はキングスブルー。

インクアップ.jpg

真夏の黄昏時の空の色。
この色が大好き。


しかし、万年筆は見つからない。
さて、どこにしまったのか。
物にこだわらない性格だから、
机の引き出しにころがしていたはずだが。


キャップの頭にあるマークのデザインも好きだった。
インクのキャップにある波型の円。
お花のようにも見えてかわいいのだ。


なぜ、モンブランの万年筆を持っていたかというと、
青君がパリ旅行の際に自分用に買ってきたのを、
ちょっと使わせて、といって使用して返したら、
ああ、ペン先が!
と青君は悲痛な悲鳴をあげ、
こんなのもう使えるかよ、おまえにやるよ、となったのだ。
筆圧が強くてラッキー!


ところで、机のなかはボールペンやシャーペンやら
筆記用具の山。
いまは、ほとんどパソコンで用事が済むから、
あまり筆記用具を使わなくなってしまったのだ。


そのうち、漢字どころかひらがなすらも、
その書き方を忘れてしまいそう。



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お茶屋

色んなペンとか試してて、
モンブランもローラーボールとかに手を出してみたのですが、
やはり 何故か万年筆に目が・・・^^;
by お茶屋 (2008-05-27 17:27) 

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