街角<エリック・サティが生まれた街オンフルール> [海外旅行]
ここは、エリック・アルフレッド・レスリ・サティ(Erik Satie, Eric Alfred Leslie Satie)
博物館(彼の生家)の一室。
真っ白な部屋にピアノが一台、その手前に白いベンチがひとつ、
置いてあるだけ。
自動ピアノは、エリック・サティのよく知られた曲を演奏している。
あまり観光客がこないので、長い間くつろいでいられる。
素晴らしいひと時だった。
<博物館の入り口>
音楽の教養がないので、
エリック・サティについて、詳しいことを知らない。
しかし、演奏される曲は、何度も聞いたことのある曲ばかりだ。
サティの音楽が、いつも身近で流れていることを、
オンフルールで発見したのだった。
とくに有名なこの曲、「ジムノペディ 第1番」を
聴いたことがあるひとは多いはずだ。
1866年5月17日に、オンフルールの港に近いこの家でうまれたサティは、
西洋音楽の伝統に大きな扉を開いた革新者で、
「音楽界の異端児」、「音楽界の変わり者」などと称されている。
ドビュッシーやラヴェルのl作曲技法に大きな影響を与え、
西洋音楽史上たいへん重要な人物とされている。
1925年7月1日にこの世を去っている。
<博物館になっている生家>
<生家をとりかこむ石垣にある看板>
博物館の中は、遊び心満点の仕掛けがいっぱいしてあって、
フランス語はちっともわからなかったが、
長い時間、さまざまな工夫を凝らした部屋で遊びまわった。
入口のカウンター脇の細い廊下の奥には、
意匠を凝らした小さな劇場があって、短編映画を上映している。
博物館に入ってくるひとの半分は、これに気づかずに、
出て行ってしまう。
オンフルールのサティ博物館に行く人は、
たっぷり2時間は余裕を持って出かけ、家の隅々までよく見ること。
博物館で、お土産物を買おうとしたら、
通りを隔てたお隣の建物が、博物館の売店だよと教えられた。
よ~くみないと、そんなお店とは気づかない。
普通の家かとおもってしまう。
そこに、本や絵葉書、Tシャツなど素敵なグッズがたくさんあって、
わたしは音符のえがかれたTシャツを買ってきた。
着るのがもったいなくて、しまってある。
ジムノペディは携帯の着音にも入ってますよね。
好きです。
by とうふさん (2010-03-03 08:50)
かっこいい部屋っ!
かっこいい人だったんでしょうね・・。
by 小坊主つばめ (2010-03-03 23:17)
ジャネットジャクソンの曲、
「Someone to call my lovers」でも、
ジムノペティの曲がバックに収まって使われています。
エリックサティの曲、白いピアノの自動演奏でじっくり聴けるって
なかなか素敵な時間でしたねー。
by にこちゃん (2010-03-05 22:38)
真っ白い部屋に真っ白いピアノとベンチだけ
なんだか曲のイメージにぴったりな感じがします。
素敵ですね(^-^)
by さちこ (2010-03-07 17:32)